田代英治
大手海運会社の人事部より独立し、人事コンサルタントして幅広く活動しています。長年の企業人事の経験をベースにした提言を行います。
会社と個人がwin-winの関係となり、働く人々の幸福の総量が増えるような世の中になればと思っています。
精神疾患での労災認定が過去最多を更新
2009/06/09 09:03:08
おはようございます。今日は午前中はクライアントとの打合せで外出、午後は雑誌の取材など3件の来客があります。隙間時間を縫って、講演や研修の準備をしようと思います。
昨晩、帰宅後にテレビのスイッチを入れたら、仕事の過労により亡くなった方の父親がインタビューを受けていました。個別の事件のニュースかと思いましたが、過労が原因で心の病となり労災認定された人の数が過去最多を更新したというニュースの中で取り上げられていたようです。
今朝の新聞各紙でこの件が取り上げられていました。日経新聞では小さな扱いでしたが、一面で取り上げた新聞もありました。比較的大きく取り上げていた産経新聞により引用します。
精神疾患での労災認定269人 3年連続最多更新(6月9日 産経新聞)
仕事のストレスなどが原因で鬱(うつ)病などの精神疾患を患ったとして、平成20年度に労災認定された人が269人となり、3年連続で過去最多を更新したことが8日、厚生労働省のまとめで分かった。年代別では20、30代が最も多いが、50代の増加も目立った。自殺(未遂を含む)を図った「過労自殺者」も高い水準で推移。厚労省は「厳しい経済情勢の中、過酷な労働を強いられている状況が読み取れる」としている。
厚労省によると、20年度の精神疾患の労災申請は927人(前年度比25人減)で認定は269人(同1人増)。認定者のうち、自殺者は66人で、過去最高だった前年度の81人よりは減ったが、過去2番目の高い水準となった。
認定者269人を年齢別で見ると、30代が74人と最多で20代が70人、40代が69人と若年層で多い。ただ、50代も前年度31人から43人に増え、増加率は約39%と全世代で最も高かった。
1カ月の平均時間外労働は、20時間未満が69人と最多で、100~120時間が31人、120~140時間が24人だった。160時間以上の長時間勤務のケースも20人いた。ただし、精神疾患の場合は「上司からのいじめなど、時間以外の要因も大きい」(厚労省)という。職業別では製造業が最も多く50人。卸売・小売業48人、医療・福祉26人と続いた。
一方、過剰な労働が原因で脳や心臓に疾患をきたして過労死した人も158人と過去2番目に多かった。過労死の認定数は17年度以降、減少傾向にあったが2年ぶりに上昇に転じた。
厚労省は「19年度から、精神疾患の割合が脳・心臓疾患を上回っている。企業に対する指導や、メンタルヘルス対策の支援などを強化していきたい」としている。(了)
過重労働(長時間労働)の問題は、もう何十年前から労務問題の最重要課題となっているにもかかわらず、あまり改善がみられていないように思います。
メンタルヘルス対策についても、その重要性が叫ばれ始めてからかなり時間が経っていると思いますが、なかなか浸透していないように感じます。
会社のトップがこういった問題に対してもっと声をあげて積極的に取り組む方針を打ち出さねばならないと思います。人の命は何ものにも代えがたく、何よりも重いわけですから。。。
精神疾患の場合は、原因が過労だけでなく、パワハラ等も考えられます。職場環境の改善が重要であることは当然ですが、少なくとも職場でのあいさつ、声かけを忘れずに、明るい職場を作る意識を持つことが大事ではないでしょうか?
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昨晩、帰宅後にテレビのスイッチを入れたら、仕事の過労により亡くなった方の父親がインタビューを受けていました。個別の事件のニュースかと思いましたが、過労が原因で心の病となり労災認定された人の数が過去最多を更新したというニュースの中で取り上げられていたようです。
今朝の新聞各紙でこの件が取り上げられていました。日経新聞では小さな扱いでしたが、一面で取り上げた新聞もありました。比較的大きく取り上げていた産経新聞により引用します。
精神疾患での労災認定269人 3年連続最多更新(6月9日 産経新聞)
仕事のストレスなどが原因で鬱(うつ)病などの精神疾患を患ったとして、平成20年度に労災認定された人が269人となり、3年連続で過去最多を更新したことが8日、厚生労働省のまとめで分かった。年代別では20、30代が最も多いが、50代の増加も目立った。自殺(未遂を含む)を図った「過労自殺者」も高い水準で推移。厚労省は「厳しい経済情勢の中、過酷な労働を強いられている状況が読み取れる」としている。
厚労省によると、20年度の精神疾患の労災申請は927人(前年度比25人減)で認定は269人(同1人増)。認定者のうち、自殺者は66人で、過去最高だった前年度の81人よりは減ったが、過去2番目の高い水準となった。
認定者269人を年齢別で見ると、30代が74人と最多で20代が70人、40代が69人と若年層で多い。ただ、50代も前年度31人から43人に増え、増加率は約39%と全世代で最も高かった。
1カ月の平均時間外労働は、20時間未満が69人と最多で、100~120時間が31人、120~140時間が24人だった。160時間以上の長時間勤務のケースも20人いた。ただし、精神疾患の場合は「上司からのいじめなど、時間以外の要因も大きい」(厚労省)という。職業別では製造業が最も多く50人。卸売・小売業48人、医療・福祉26人と続いた。
一方、過剰な労働が原因で脳や心臓に疾患をきたして過労死した人も158人と過去2番目に多かった。過労死の認定数は17年度以降、減少傾向にあったが2年ぶりに上昇に転じた。
厚労省は「19年度から、精神疾患の割合が脳・心臓疾患を上回っている。企業に対する指導や、メンタルヘルス対策の支援などを強化していきたい」としている。(了)
過重労働(長時間労働)の問題は、もう何十年前から労務問題の最重要課題となっているにもかかわらず、あまり改善がみられていないように思います。
メンタルヘルス対策についても、その重要性が叫ばれ始めてからかなり時間が経っていると思いますが、なかなか浸透していないように感じます。
会社のトップがこういった問題に対してもっと声をあげて積極的に取り組む方針を打ち出さねばならないと思います。人の命は何ものにも代えがたく、何よりも重いわけですから。。。
精神疾患の場合は、原因が過労だけでなく、パワハラ等も考えられます。職場環境の改善が重要であることは当然ですが、少なくとも職場でのあいさつ、声かけを忘れずに、明るい職場を作る意識を持つことが大事ではないでしょうか?
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