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人事労務屋のつぶやき 独立編

人事労務屋のつぶやき 独立編

田代英治

大手海運会社の人事部より独立し、人事コンサルタントして幅広く活動しています。長年の企業人事の経験をベースにした提言を行います。

会社と個人がwin-winの関係となり、働く人々の幸福の総量が増えるような世の中になればと思っています。

価値観の共有と職場の使命

2009/07/06 09:12:36
 おはようございます。今日も東京は曇り空で天気はよくありません。天気予報によるとこの先1週間も晴れる日はなさそうです。

 今週は、人事制度改革コンサルティングの仕事が続き、後半は勉強会の講師や打合せなどもあり、東京に腰を据えていますが、バタバタした1週間になりそうです。

 さて、一昨日の記事でご紹介した大手製造業での研修ですが、「組織に蔓延っているコミュニケーションの壁を打ち破り、社内およびグループ会社との一体感を醸成し、将来に向けて結束できる体制を構築する」という課題に対するアプローチの第一弾として行いました。

 ダニエル・キムの「成功の循環」(「関係の質」の改善・向上⇒「思考の質」の改善・向上⇒「行動の質」の改善・向上⇒「結果の質」の改善・向上⇒更なる「関係の質」の改善・向上・・・)の考え方を取り入れ、まずは、関係の質と思考の質の改善・向上のきっかけづくりができないか検討しました。

 今回の研修は、初日の午前中はコミュニケーションスキルの講義と演習、その後は、次のような関係の質の改善・向上と思考の質の改善・向上に有効なグループワークを取り入れました。

1.関係の質の改善・向上
  <価値観の共有と職場の使命>

  職場のメンバーの価値観を知り、職場の価値観を考える。
  職場は何のために存在するのか、何に対してどんな貢献するのかなど職場の使命を考える。

2.思考の質の改善・向上
  <職場の問題解決>
 
 職場の問題を皆で解決する。様々な部署、階層から社員を集めて行う。 
  参加者間で対話をしながら協調的に問題解決を考えていく。

 1.については、グループごとに「12の価値観」というワークを行いました。個人の価値観を考え、それをグループのメンバーで共有し、最後に職場の価値観「どういう価値観を持てば、わがチームは勝てる職場になるのか」を考えてもらいました。

 グループ毎に話し合いながら、12の価値観の中で、最も重要と思われるもの上位3つを選んでもらうのですが、今回の研修では、ほぼすべてのグループが「責任」という言葉を挙げていました。「責任」という価値観が組織に浸透しているということがわかり、よかったと思いました。

 また、もう一つ「職場の使命」を考えるワークも行いました。これも、まずは個人で考え、グループで議論し、最後グループの代表者が発表し、全体で共有しました。

 ここでは、職場の使命として、「安定」(安定操業、安定供給)、「品質」(高品質、品質向上)などの言葉がほとんどすべてのグループから出てきました。これを持ち帰って、職場の若いメンバーと話をしてもらうようにお願いしました。

 2.については、一昨日の記事に記載したとおりです。富山での研修もそうでしたが、プレゼン大会での役員、工場長のコメントがすばらしかったです。部下のいうことに真剣に耳を傾け、しっかりと説明をされていました。(ワークアウトの成否のポイントの一つです。)

 参加者の皆さんが職場に戻り、今回の研修で気づいたこと、得たことを実践して戴くことを期待するとともに、定期的なフォローのお手伝いができればと思っています。

 さらに、行動の質の向上・改善を通して、結果の質の向上・改善につながっていくようになれば、会社もよい方向に変わっていくことと思います。


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