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人事労務屋のつぶやき 独立編

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田代英治

大手海運会社の人事部より独立し、人事コンサルタントして幅広く活動しています。長年の企業人事の経験をベースにした提言を行います。

会社と個人がwin-winの関係となり、働く人々の幸福の総量が増えるような世の中になればと思っています。

NECが3000人の対話集会 グループの将来像を討議

2009/07/17 09:09:14
 おはようございます。今朝は久しぶりの雨で、少し暑さも和らぎそうです。ここ数日の暑さのせいもあり、疲労感が残っていますが、頑張っていきたいと思います。

 さて、今朝の日経新聞に興味深い記事がありましたので、ご紹介したいと思います。

 NEC 3000人の対話集会 グループの将来像討議(7月17日 日経新聞)

 NECは社員どうしがグループの将来像を話し合う大規模な対話集会を開く。グループ企業も含め、役職や年齢、部署を越えて、「NECにとってイノベーションとは」など4種類のテーマについて討議する。参加者は延べ約3000人にのぼる。

 集会は1回あたり約200人が参加。1グループ4~5人で話し合う。15分ごとにメンバーも入れ替え、できるだけ多くの人と話せるようにする。初回は17日に東京と大阪の計3カ所で開く。今後2カ月の間に国内外で計16回開く予定だ。

 各回、役員も最低1人は参加する。NECグループの社員数は14万人。職場単位で話し合うことはあっても、これだけ大規模な対話集会は初めてで、経営企画の担当者は「積極的に課題に挑戦する風土づくりにつなげたい」と話している。(了)


 この対話集会は、従来の問題解決型の組織改革ではなく、新たな「AI」型の組織開発と言われるものです。

 AIとは、Appreciative(=真価を認めるような) Inquiry(=探求/発見/問いかけ)の略で、「進化の探求」という訳になろうかと思いますが、この手法は、会社の持つ「良いところ」「長所」「可能性」にスポットを当て、社員一人ひとりにそれを問いかけながら引き出し、引き出した答えから得た会社の強みをさらに拡張しようとするものです。

 欠点ではなく美点を、失敗体験ではなく成功体験を、過去ではなく未来の可能性をみるのがAIで、そのエネルギーは従来の問題解決型とは比べ物にならない強さを持っていると言われています。

 実は、NECのグループ子会社ではすでにAI型全社集会を行っており、成功を収めています。その模様は、「私が会社を変えるんですか?」という書籍に書かれています(会社名は伏せられていますが)。

 その成功を受けて、NEC本社を中心にグループ全体に拡大したものだと思います。それにしてもすごい規模です。



 私も、クライアント先である大手製造業の組織活性化の取り組みの第一歩として「ワークアウト」を中心とした研修を実施していますが、それが一回りし、組織変革がある程度浸透した段階で、このAI型対話集会を実施したいと、今年1月の段階で提案していました。

 そんなこともあって、今朝の記事には大変刺激を受けました。NECグループが今後どう変化していくか注目していくとともに、私も自分の使命を果たすべく、クライアント企業の組織開発に尽力していきたいと思います。


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