TOP > モチベーション > ティンバーランドの環境スチュワードシップ②
NY発 アスパイアのコーズマーケティング通信

NY発 アスパイアのコーズマーケティング通信

Natsuyo

コーズ・マーケティングを中心としたソーシャルマーケティング全般について、戦略コンサルタントの視点でニューヨークから発信。

ニューヨークの戦略コンサルタントが、ユニークなブランド視点から経営を斬る!!海外進出の秘訣や起業、中小企業経営についてのトピックスまで幅広く内容を提供しています。

ティンバーランドの環境スチュワードシップ②

2009/07/19 09:00:00
業界初、画期的な”環境栄養表示”の展開
ティンバーランドの環境スチュワードシップが秀でている所以は数多くあるのだが、中でも画期的であったのは、”Nutritional Label”の展開であろう。
ティンバーランドでは、年間約300万個に及ぶ、販売する靴を入れるためのシューズボックスが製作されている。環境保護のリーダーであるティンバーランドであるから、この箱が100%リサイクル素材と水溶性接着剤、大豆インクで製造されている、というのは序の口。このシューズボックスの最大の特徴は、あたかも食品パッケージのように、”Nutritional Label (栄養表示)”と呼ばれる、環境”栄養”表示ラベルを貼付しており、靴の製造背景を示す表示がされている点である。

この表示ラベルには、その商品の素材が調達されて製造、流通、消費者の手に届くまでの間に使われるエネルギーの量やカーボンフットプリントの度合いが記されており、ひと目で”エコ度”が分かる、スコア表示もされている。
例えば、スコア0は、環境破壊度ゼロという意味で、エコ度満点、スコア10は、環境破壊度が高く、エコ度が低い、といった具合だ。
この”環境栄養表示”は、消費者にとって、スマートな購買選択を促すために非常に役立つだけでなく、実はティンバーランド社の商品開発プロセスにも大いに役立っているのである。それは、このようにエコ度がひと目で分かってしまうことで、商品デザイナーにとっても、スコアがより良い(度数が低い)商品を開発しよう、という暗黙のモチベーションに繋がるからだ。このようにして、環境栄養表示という、一見単純に見える工夫により、環境への配慮が企業レベルから社員へ、そして消費者へ、と連鎖的に広がる、目に見えない仕組みを構築することに成功したのである。
Timberland shoesbox
Timberland_green index

(続)

>記事の続きを見る

Natsuyoさんのブログを見るNY発 アスパイアのコーズマーケティング通信の記事一覧

サイト内検索
カテゴリ一覧
ビーンスター株式会社:自己演出マーケティングとコミュニケーション教育、プロフェッショナルのソーシャルネットワーキング