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NY発 アスパイアのコーズマーケティング通信

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Natsuyo

コーズ・マーケティングを中心としたソーシャルマーケティング全般について、戦略コンサルタントの視点でニューヨークから発信。

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ティンバーランドの環境スチュワードシップ④

2009/07/25 09:00:00
マーケティング細部にまで環境への配慮
マーケティング活動は、企業の環境やコーズへの取り組みをPRしたり、間接的に影響を与えることは出来ても、具体的にそれらのコーズに貢献し、実践的アクションに直結させることは難しい、とお考えの方はいないだろうか?
ティンバーランドのアースキーパーに付随したマーケティング活動は、そんな観念を見事に打ち破ってくれる。
1) テレビコマーシャル
テレビという媒体を経てPRが展開されるCMを、どうやって具体的な環境への貢献に直結させるのだろうか?
まずこのCMは、ティンバーランドの本社が所在するボストンでテスト的に地域展開した後、全国展開されたのだが、ユーモアと遊び心を満載に取り入れたアプローチで、”Friends”というシリーズのCMを制作している。
”Friends”シリーズでは、一人はアースキーパーを履き、一人は普通のスニーカーを履いて山をハイキングをする二人の友人が主人公。普通のスニーカーを履いている友人には、自然界の全てのものたち-木や岩、土、小川、野鳥、草花-が、彼を山から引き摺り下ろそうとあの手この手で襲撃してくる。何が起こったか分からず泥と傷にまみれて途方にくれる友人の横を、アースキーパーを履いた友人が笑いながら悠々とハイキングを楽しんでいる、というコミカルなCMだ。

このユーモアあふれるテレビコマーシャル自体も大きな反響があったのだが、ティンバーランドにとって重要だったのは、このCM放映を、環境への貢献に直結させることであった。そのためにティンバーランドは、CMの放映に使われた分量のカーボン・フットプリントを、放映秒数と回数から全て算出し、その100%をカーボンオフセットしたのだ。ちなみにティンバーランドでは、カーボンオフセットは、前述の環境ゴールにもあるとおり、環境保護にとっての最後の手段、としている。それは、素材の選択や物流、製造、販売に至るまで、大半部分においては、あらゆる取り組みにより、自社でエネルギー削減をコントロールすることが出来るからだ。しかしそれらを行っても、様々な活動の中でどうしても発生せざるを得ないエネルギーは存在する。例えばテレビコマーシャルの放映に関わり、発生してしまうエネルギーなどだ。これについても諦めることなく、カーボンオフセットをすることにより、徹底して環境保護を実践している。
Timberland earthkeeper_ph04

(続)
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