なかはら
中原淳(東京大学)のブログです。教育工学 / 企業人材育成 / 組織学習 / 学習する組織 / 協調学習 / 知識創造 /ワークプレイスラーニングなどが研究のキーワードです。
たまに「子育て」に関しても、書いています。
サプライズのある共体験
2009/08/17 07:46:55
「Learning barでかかっている音楽を教えてください」
先日、Learning barの参加者の方から、こんなメールをいただきました。ありがとうございます。「学び」に関することは、オープンソースである、と思っておりますので、喜んでご紹介します。
教育技術はオープンソースである!
http://www.nakahara-lab.net/blog/2009/04/post_1476.html 僕が使っているのは、いわゆる「昔のヒット曲をカフェ風ボサノバにアレンジした曲」です。結局、いろいろ試して、これに行き着きました。 初期のLearning barでは、クラシックをかけたり、ロックをかけたり、ビートルズをかけたりしたのですが、なんか、これだと、ノレる人はのれるけど、シラける人はシラける(笑)。その差が激しい、という印象でした。 結局、試行錯誤した結果、「カフェ風ボサノバアレンジの歌謡曲」が、一番、よかったです。 ▼ おそらく、キーワードは「プチサプライズのある共体験」だと思います。 誰もが経験したことのあるもの、誰もができることで、ただし、いつもの「日常」とはやや異なっているもの、プチサプライズのあるものを、この種のイベントでは、プログラムの一番最初にもってくるのです。 そうすると、なぜか、リラックスできるのです。全くアカデミックではありませんが、そういうものなのだから仕方がありません。 ある程度ヒットした歌謡曲は、誰もが、耳にしたことがありますね。でも、ヒット曲をそのままかけるのでは、「日常」です。そうではなく、そこに「カフェ風ボサノバ」という「非日常」のアレンジがある。これが「プチサプライズ」になります。 誰もが知っているけど(共体験)、聴いたことがない(サプライズ)。これがワクワク感につながるのです。 たとえば、先日のLearning bar-Xのワークショップでは、プログラムの一番最初は「ランチ」です。 「食べること」は誰にでも経験できることです。しかし、ここでふつーの「幕の内弁当」をだすのではなく、あなたが、教育工学をやっているのなら(笑・・・全くアカデミズムとは関係ない)、「一工夫」したいものです。 先日は、東大ワークショップ部の舘野君、安斎君、牧村さんたちが、フードスタイリストのたかはしよしこさんに依頼をして、「インプロ」をテーマに、料理をケータリングしていただだきました。これが「プチサプライズ」ではないでしょうか。 UT WORKSHOP(7月16日をご覧下さい)
http://utworkshop.jimdo.com/ 通常、「食べること」は、「学ぶことの後」に、「打ち上げ」や「懇親会」と称して実施されます。ここで期待されているのは、「リフレクション」なんでしょうけど(誰も期待してないですね)、たいていは「飲みすぎてしまう」ので、リフレクションもクソもへったくりもありません。要するに「飲んで終わり」です。 ここでは、そうではなく、「食べること」は敢えて「学ぶ前のコンテキストづくり、レディネスづくり」に用いるのです。 ▼ 「プチサプライズのある共体験のデザイン」は、おそらく「学びの場のデザイン」にとって、非常に重要だと思います。 特に、通常面識のない人々が出会い、ゆるやかにコミュニケーションしながら、学ぶようなコンテキストでは、これが成功するか否かが、会全体のクオリティに強い影響を与えてしまいます。 僕は教育工学が専門です。ですので「共体験のデザイン」や「環境のデザイン」という部分に、非常に注目してしまいます(教育工学は、プチサプライズとか、そういうゆるいことを言っていません、それは真面目な学問です)。学習者が自主的に動くことのできる環境、経験を工夫することで、間接的かつ、スマートに、学習者の認知や行動を変容させようとするのです。 よくワークショップなどでは、冒頭で、ファシリテータの方から、 「さぁ、皆さん、これからアイスブレークをしましょう」 というインストラクション(教示)を聞くことがあります。そういうインストラクションもいいのですが、なんか美しくない(笑)。 オレは、アイスじゃないんだから、ブレークされたくねーよ(笑) と思ってしまうのですね。 ▼ ちなみに、「教育技術はオープンソースである!」のところで述べたように、下記の音楽をそのままコピーしても、すべての場でうまくいくとは限りませんので、あしからず。 学びのデザインは、いつも個別、具体的です。 重要なことは、その場、その場に応じて、デザインする側が「考えること」ではないかと思います。もしかすると、そのための参考には、なるかもしれません。 前置きが長くなりました。 下記が、Learning barで用いている曲目リストです。ゆるい音楽なので、寝る前とかにもおすすめですよ。 --- 1. 島唄 3. EVERYTHING 5. 春の歌 6. 未来予想図II 7. one more time,one more chance 8. 世界に一つだけの花 9. ガラス越しに消えた夏 「島唄」が視聴できます(Youtube) 「ガラス越しに消えた夏」が視聴できます(Youtube) 「one more time,one more chance 」が視聴できます(Youtube) その他、こちらでも視聴できます!
http://www.rainbow-e.co.jp/p/management/artist/index.php?artist=81385928&display=disco --- 2. First Love 3. チェリー 7. 夜空ノムコウ --- 5. 星のラブレター 6. バンザイ:好きでよかった --- 1. 風になりたい 2. どんなときも。 3. デイ・ドリーム・ビリーバー 6. 空も飛べるはず ---- 1.恋に落ちたら 2.もう恋なんかしない 7.RIDE ON TIME --- 3. 陽はまたのぼりくりかえす 5. TRAIN-TRAIN 6. OH MY LITTLE GIRL --- 4.リンダリンダ
http://www.nakahara-lab.net/blog/2009/04/post_1476.html 僕が使っているのは、いわゆる「昔のヒット曲をカフェ風ボサノバにアレンジした曲」です。結局、いろいろ試して、これに行き着きました。 初期のLearning barでは、クラシックをかけたり、ロックをかけたり、ビートルズをかけたりしたのですが、なんか、これだと、ノレる人はのれるけど、シラける人はシラける(笑)。その差が激しい、という印象でした。 結局、試行錯誤した結果、「カフェ風ボサノバアレンジの歌謡曲」が、一番、よかったです。 ▼ おそらく、キーワードは「プチサプライズのある共体験」だと思います。 誰もが経験したことのあるもの、誰もができることで、ただし、いつもの「日常」とはやや異なっているもの、プチサプライズのあるものを、この種のイベントでは、プログラムの一番最初にもってくるのです。 そうすると、なぜか、リラックスできるのです。全くアカデミックではありませんが、そういうものなのだから仕方がありません。 ある程度ヒットした歌謡曲は、誰もが、耳にしたことがありますね。でも、ヒット曲をそのままかけるのでは、「日常」です。そうではなく、そこに「カフェ風ボサノバ」という「非日常」のアレンジがある。これが「プチサプライズ」になります。 誰もが知っているけど(共体験)、聴いたことがない(サプライズ)。これがワクワク感につながるのです。 たとえば、先日のLearning bar-Xのワークショップでは、プログラムの一番最初は「ランチ」です。 「食べること」は誰にでも経験できることです。しかし、ここでふつーの「幕の内弁当」をだすのではなく、あなたが、教育工学をやっているのなら(笑・・・全くアカデミズムとは関係ない)、「一工夫」したいものです。 先日は、東大ワークショップ部の舘野君、安斎君、牧村さんたちが、フードスタイリストのたかはしよしこさんに依頼をして、「インプロ」をテーマに、料理をケータリングしていただだきました。これが「プチサプライズ」ではないでしょうか。 UT WORKSHOP(7月16日をご覧下さい)
http://utworkshop.jimdo.com/ 通常、「食べること」は、「学ぶことの後」に、「打ち上げ」や「懇親会」と称して実施されます。ここで期待されているのは、「リフレクション」なんでしょうけど(誰も期待してないですね)、たいていは「飲みすぎてしまう」ので、リフレクションもクソもへったくりもありません。要するに「飲んで終わり」です。 ここでは、そうではなく、「食べること」は敢えて「学ぶ前のコンテキストづくり、レディネスづくり」に用いるのです。 ▼ 「プチサプライズのある共体験のデザイン」は、おそらく「学びの場のデザイン」にとって、非常に重要だと思います。 特に、通常面識のない人々が出会い、ゆるやかにコミュニケーションしながら、学ぶようなコンテキストでは、これが成功するか否かが、会全体のクオリティに強い影響を与えてしまいます。 僕は教育工学が専門です。ですので「共体験のデザイン」や「環境のデザイン」という部分に、非常に注目してしまいます(教育工学は、プチサプライズとか、そういうゆるいことを言っていません、それは真面目な学問です)。学習者が自主的に動くことのできる環境、経験を工夫することで、間接的かつ、スマートに、学習者の認知や行動を変容させようとするのです。 よくワークショップなどでは、冒頭で、ファシリテータの方から、 「さぁ、皆さん、これからアイスブレークをしましょう」 というインストラクション(教示)を聞くことがあります。そういうインストラクションもいいのですが、なんか美しくない(笑)。 オレは、アイスじゃないんだから、ブレークされたくねーよ(笑) と思ってしまうのですね。 ▼ ちなみに、「教育技術はオープンソースである!」のところで述べたように、下記の音楽をそのままコピーしても、すべての場でうまくいくとは限りませんので、あしからず。 学びのデザインは、いつも個別、具体的です。 重要なことは、その場、その場に応じて、デザインする側が「考えること」ではないかと思います。もしかすると、そのための参考には、なるかもしれません。 前置きが長くなりました。 下記が、Learning barで用いている曲目リストです。ゆるい音楽なので、寝る前とかにもおすすめですよ。 --- 1. 島唄 3. EVERYTHING 5. 春の歌 6. 未来予想図II 7. one more time,one more chance 8. 世界に一つだけの花 9. ガラス越しに消えた夏 「島唄」が視聴できます(Youtube) 「ガラス越しに消えた夏」が視聴できます(Youtube) 「one more time,one more chance 」が視聴できます(Youtube) その他、こちらでも視聴できます!
http://www.rainbow-e.co.jp/p/management/artist/index.php?artist=81385928&display=disco --- 2. First Love 3. チェリー 7. 夜空ノムコウ --- 5. 星のラブレター 6. バンザイ:好きでよかった --- 1. 風になりたい 2. どんなときも。 3. デイ・ドリーム・ビリーバー 6. 空も飛べるはず ---- 1.恋に落ちたら 2.もう恋なんかしない 7.RIDE ON TIME --- 3. 陽はまたのぼりくりかえす 5. TRAIN-TRAIN 6. OH MY LITTLE GIRL --- 4.リンダリンダ


